給食費無償化を甲府も 市民グループが市に要請
甲府市の小中学生の保護者らでつくる市民グループ「甲府市学校給食無料にし隊!」は11月22日、学校給食の無償化を求める1038人分の署名を添えた要望書を樋口雄一市長宛てに提出しました。日本共産党の木内直子、清水英知、内藤司朗の各市議が同席しました。
学校給食無償化は、県内では一部助成も含め、大半の自治体で実施されています。しかし、甲府市は無償化に踏み切っていません。市内の給食費は小中学生2人で年間10万円超に達します。
共同代表の加藤英輔さんは「署名に託された私たち親の願いを重く受けとめ、現にある自治体間の格差を是正し、甲府市に住むすべての小中学生に給食を無償で提供してほしい」と語りました。
甲府市に住む保護者は、3人の小学生の子を持つ友人が本当に大変だと署名したことに言及。自身もより子育て支援が充実した自治体への引っ越しを検討しているとして「甲府に住み続けられるよう支援してほしい」と訴えました。
共同代表の田中星那(せいな)さんは「市の基金は数年間黒字が続き、毎年数億円積みあがっていると聞いた。無償化はやる気があればできるはずだ」と話しました。
市は、給食費をめぐる「国や県の動向を注視する」と回答するにとどまりました。
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