次世代に伝えたい 原水爆禁止世界大会報告会
原水爆禁止山梨県協議会は21日、甲府市で原水爆禁止世界大会報告会を開きました。世界大会広島に参加した若者らが、次世代に被爆の実相を伝える決意を語りました。
「被爆・核実験被害の実相言及」の分科会に参加した病院職員の20代の女性2人は「戦争を繰り返さないために、自分の目や耳で被害があって苦しんでいる実相を伝えていくことが不可欠だと思った」「今も多くの人が被爆の後遺症で苦しんでいることを知った。世代をこえて被爆者の声を伝えていかなければならないと感じた」と語りました。
「核兵器禁止条約に参加する日本を」の分科会に参加した女性(24)は「唯一の被爆国日本が核兵器禁止条約に率先して批准することで保有国や核の傘にある国の参加を促していくことが必要だ。被爆者の話を聞いた私たちが次世代に伝えていく責任がある」と話しました。
「反核平和の文化を広げよう」の分科会に参加した専門学校生は「音楽などで反核の活動をすれば多くの人につなげられる。悲惨な戦争が繰り返されないよう若い世代が伝えていくべきだ」と語りました。
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