
日本共産党の小池晃書記局長(参院選比例候補)を迎えた街頭演説会が3月30日、甲府駅北口で行われました。
名取泰、菅野幹子両県議が要求対話アンケートで寄せられた医療や介護、子育てなどのくらしの声や裏金問題、日本の防衛について質問を紹介。小池氏は、1つひとつ丁寧に答えながら「日本共産党とともに政治を変えよう」と訴え、夏の参院選、東京都議選などでの共産党躍進を呼びかけました。
◇介護予算増で改善を
「訪問介護報酬引き下げで介護事業所がつぶされてしまう」の質問に小池氏は、訪問介護施設の約4割が赤字のもと昨年4月に介護報酬が引き下げられた結果、全国で訪問介護施設ゼロが107町村、一つのみの自治体が272市町村、県内ではゼロが3村、一つのみが4町村になった実態を告発。介護報酬を元に戻すには介護予算1兆円のうち50億円でできると指摘し「1万円で計算したらわずか50円のやりくりで元に戻せます」と展望を示しました。
小池氏はさらに、自民、公明両党が過去に選挙公約として掲げた「介護保険の国庫負担の1割増」を実現すれば抜本的な改善ができると主張。「これには1兆2000億円かかりますが、大軍拡43兆円をやめればいい。安心できる介護を実現する政治に変えていこう」とよびかけました。
◇医療・介護を充実させ、経済を前向きに
「年金は減る。医療費は高くなる。この先どうしたらいいのか」の質問に小池氏は、大企業・富裕層への減税や大軍拡をやめ、医療や介護の予算を増やせば、900万人の医療・介護労働者の賃上げになると強調し「医療や介護は負担だ、とばかりにせず、ここに財政を投入することで、経済全体を元気にすることができる。前向きに進んでいこう」と語ると、「その通りだ」との声が返りました。
物価高騰について小池氏は、消費税を5%減税したら、1ヶ月で約1万円、年間で12万円もの減税になると紹介。「12万円、手取りが増えます。是非やろうじゃありませんか」と述べると、大きな拍手が沸き起こりました。
小池氏の訴えは、若い世代が立ちどまるなど注目を集め、「共産党の言っている通り」など共感が広がりました。会場では「小池さんの話は全部納得できた」と1人が入党しました。
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