重度障害者医療費「窓口無料」復活して 県に署名提出
「重度心身障害者医療費の窓口無料復活を求める会」は21日、長崎幸太郎知事あてに、県が2014年に導入した窓口でいったん医療費を支払う償還払い方式をやめ、窓口無料に戻す要望書と賛同署名(累計2万3778人)を提出しました。
県は窓口での現金払いを不要にするためとして、電子版かかりつけ連携手帳によるスマホ決済によるモデル事業を推奨していますが、使える医療機関は県内2病院だけで2万7000人の受給対象者のうち利用者は70人程度にとどまっています。
同会メンバーは「スマホ決済は地元の病院にかかるときは使えない」「スマホを持っていない人や持っていても操作がわからない人もいる。安心して受診するには窓口無料しかない」と訴えました。
同席した病院の医療ソーシャルワーカーは「重度障害者は生きていくために受診するのが必須の人がほとんど。償還払いは手続などで家族の負担も大きい。障害者の命を守るためには窓口無料が必要だ」と話しました。
県障害福祉課の広瀬充課長は「スマホ決済は新たな仕組みとして最適と考えている」などと答えました。
日本共産党の名取泰、菅野幹子両県議が同席しました。
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