合意通りの時給へスト 大月短大非常勤講師の労組
大月市立大月短大が団体交渉で合意した非常勤講師の時給アップを一方的に切り下げたのは不当だとして、山梨自治体一般労働組合に加盟する大学等教職員組合は8日、合意通りの時給アップを求めてストライキを決行しました。
組合は昨年3月の大学と大月市との団交で非常勤講師の時給を500円アップすることで合意しました。しかし、その後市側が合意を無視して一方的に100円アップとしたため、再び団交で合意の履行を求めてきました。
ストライキは時給500円アップと人事院勧告に準拠するよう求めて8日、同労組に加入する大月短大講師の佐藤いずみさんの90分間の授業で、残り15分間を中断して実施。佐藤さんは別室で待機していましたが、市と大学側から要求への回答はありませんでした。
山梨県労の加盟組合役員らは同日、学生や市民にチラシを配布してストライキを支援。大月市役所前で報告集会を開きました。佐藤さんは「非正規には人事院勧告が適用されず26年間時給が上がってこなかった。ストはダメだというのはおかしい。今後も勧告に準拠した賃上げを求めていきたい」と話しました。
山梨県労の上間正央議長は「社会的に企業の責務として賃上げをしようとする流れが起きているなかで、大月市は人事院勧告の機能を果たす立場にある。引き続き団交を進め、500円満額に乗せるまでたたかっていきたい」と訴えました。
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