米軍実弾訓練に抗議 北富士共闘会議が集会
北富士演習場で米海兵隊の実弾砲撃訓練が始まった15日、「北富士演習場全面返還・平和利用県民共闘会議」(17団体)は訓練の監視行動を行う山中湖村の親水公園で訓練に抗議する県民集会を開き、30人が参加しました。
菅沢三郎事務局長は「今回、北富士で訓練する米海兵隊は南西諸島で中国を想定した攻撃訓練を繰り返している。今回の砲撃訓練は戦争するためのもの。こんな軍隊の訓練はすぐにやめよと世論広げよう」と呼びかけました。
日本共産党の名取泰、菅野幹子両県議が参加。名取氏は「富士山の山肌を実弾で撃ち抜く、これこそ最大の環境破壊だ。富士山を守る立場からも実弾訓練は許せない。共産党はあらためて知事に北富士演習場の使用協定を廃棄して全面返還・平和利用を求めていきたい」と訴えました。
山中湖村の丸山東子さんは「実弾訓練があると、窓を開けるとドカンとすごい音がする。訓練は戦争のため、なんとおぞましいことだ。こんな訓練を早く日本からなくすために声をあげていきたい」と語りました。
共闘会議の監視行動では、155ミリ榴弾砲が発射されると地鳴りのような爆音が響き、初日に40発を確認。訪れた観光客も驚いていました。
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