重度障害者医療費 窓口無料の復活を 県に署名提出
「重度心身障害者医療費の窓口無料復活を求める会」は20日、長崎幸太郎知事あてに、県が2014年に償還払い方式に変更した助成制度を窓口無料に戻す要望書を696人(累計2万754)の署名を添えて提出しました。
同会が行った当事者へのアンケートでは「今すぐ窓口無料に戻してほしい」(78・2%)「お金がなくて支払えないことがあった」(12・6%)「窓口で会計を待つのがつらい」(40・4%)など、償還払いが利用者に与える影響が明らかになりました。
県は、窓口での負担軽減としてスマホ決済によるモデル事業を推奨していますが、使える医療機関は県内2病院だけで27000人の受給対象者のうち利用者は60人にとどまっています。
呼びかけ人代表の宇藤健司医師は「私たちの調査では毎年200人が窓口で支払えないなどで医療費助成を受けられていない。県は調査して実態をつかむべきだ。医療を受けらえないことがないようにするためには窓口無料に戻すしかない」と訴えました。
吉野美佐事務局長は「多くの障害者が複数の受診もしていて困難を抱えている。当事者の声を聞いて制度をつくってほしい」と訴えました。
日本共産党の名取泰、菅野幹子両県議が同席しました。
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