電気バスで環境保全を 党県議団が知事に提案書
山梨県の富士山登山鉄道構想に関わって、日本共産党県議団(名取泰、菅野幹子両県議)は10月25日、長崎幸太郎知事に「電気バスを活用した富士山の自然環境保全とオーバーツーリズム対策の提案書」を提出しました。
富士山の環境保全などの課題解決に県議団は登山鉄道ではなく、既存のバスの活用を求めてきましたが、9月議会で名取氏の質問に、県は「今後は、別の視点からの提案も積極的かつ現実的な提案があれば議論の俎上(そじょう)に載せ、丁寧なコンセンサスの形成、ひいては具体的アクションに向けた機運醸成を図ります」と認識を示しました。
提案書は①電気バスの乗車定員は56人乗りと77人乗りで仮設定の最大輸送人員に照らしても運行は可能で来訪者数のコントロールができる②技術面でも連続勾配での走行事例のないLRTに対して、電気バスはすでに運行実績がある③道路交通法上も排気ガスを出す車両や観光バスの規制は可能―の3点を指摘しました。
県議団は「提案はどれもすぐに実践できるもの。多額の事業費と時間をかけこれ以上富士山の自然を傷つけることもない。しっかりとした検討を求めたい」と語りました。
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