子どもの権利保障を 山梨子ども白書出版
山梨子ども白書2023年出版のつどいが10月21日、山梨市で開かれました。白書は子どもと平和、福祉、学校、地域・医療、文化など様々な分野で子どもの豊かな成長を支え活動する40人余りの個人・団体が執筆。県内の子どもたちの実態を可視化するために2021年から毎年出版されています。
編集委員会代表でコーディネーターの日永龍彦山梨大学教授は、今年の白書では児童・生徒数が04年対比で25~30%減っているのに、特別支援学校は30%以上増え、不登校者の割合も17年から毎年過去最多を記録していることを紹介しました。
日永氏は「何らかな支援が必要な子どもたちが増えている、深刻な状態だ」と指摘。白書が子どもの権利条約に照らしてその保障にむけた基盤となる意義を強調しました。
子ども支援に関わる5人がパネリストとしてそれぞれの活動を発表し交流しました。森のピッコロようちえん代表の中島久美子さんは、子どもが自由に意見を言い行動できることを大事にしていると報告。「おとなが安全な場所をつくることで安心して意見を言える」と語りました。
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