富士登山鉄道は非現実的 党県議団がバス会社から聞き取り
日本共産党山梨県議団(名取泰、菅野幹子両県議)は8月24日、富士山5合目の路線バスを運行する富士河口湖町の富士急バスを訪問。同社の古屋毅社長ら役員から、県の富士登山鉄道構想や電気バスの運行状況などについて聞きました。小越智子県常任委員、秋山晃一富士吉田市議が参加しました。
名取氏は県が示した鉄道とバスの乗客試算を示し「登山鉄道に反対し電気バスを提案した共産党の質問に、県はオペレーション(運行)に問題がある。非現実的だと答弁している」と紹介しました。
古屋氏は、同社が5合目に運用している電気バスは1日3往復できること、現在3台の電気バスを今後増やしていく計画で充電施設を増設したことや業界全体でも電気バス導入に進んでいると説明。県の試算に疑問を示したうえで電気バスで対応できると語りました。
古屋氏は登山鉄道構想について、車両基地や複線化、大きなカーブを超えるために富士山の新たな開発がさけられないと問題点を指摘し「登山鉄道は机上の空論、非現実的だ。電気バスの運行で今のままの姿の富士山を維持していくことが環境にも観光にも優しいことになる」と強調しました。
菅野氏は「知事は現地の声を聞いて、鉄道ありきでなくあらゆる方策を検討すべきだ」と話しました。
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