甲州ワイン発祥の地 わがまちふるさと 甲州市
甲州市は「甲州ブドウ」発祥の地として、古くからブドウ栽培が行われてきました。明治の初めに渡航費用を村のみんなで寄付して2人の若者をフランスに派遣し、彼らがワイン製造の技術を学んできて伝えたのが「甲州ワイン」の始まりです。
以前、この地域ではどの家でもぶどう酒を作り、慶事でも弔事でも一升瓶ぶどう酒を湯飲み茶わんで酌み交わすのが普通でした。現在ではワイナリーが市内に30以上もありワイン産業は主力産業です。
ブドウは生食用にも栽培され、最近はシャインマスカットなど高級ブドウが人気で新規就農者も増えつつあります。そのほかに桃、スモモ、サクランボ、柿(枯露柿)などの栽培も盛んで、まさに果樹王国であり、昨年はその景観と栽培システムが世界農業遺産に認定されました。地理の教科書に載る典型的な扇状地に広がる果樹園の景観は四季折々に美しく、心が癒されます。
武田信玄の菩提寺である恵林寺、国宝大善寺、武田氏終焉の地景徳院など武田氏ゆかりの史跡や文化財も多く、甲州街道、秩父往環、青梅街道などに往時の面影を感じます。さらに畑の中から縄文土器もたくさん出土しています。
2021年には市民と力を合わせて学校給食費無償化が実現。縄文から現代まで、甲州市には魅力がいっぱいです。
(文 佐藤浩美甲州市議)
(写真=中世の歴史を現代につなぐ国宝大善寺薬師堂)
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