アスベスト放置 責任追及 内藤甲府市議が質問
甲府市の岡島百貨店が所有していた旧店舗の立体駐車場で、アスベスト(石綿)を含む吹き付け材が検出されながら放置された問題で日本共産党の内藤司朗議員が6月20日、市議会一般質問で市の責任を追及しました。
同社は、2010年に実施した検査で、旧店舗に隣接する第1駐車場の梁(はり)の耐火用吹き付け材から、国の基準を超えるアスベストが検出されましたが、対策を取らないままとなっていました。店舗は今年2月に閉店し、売却されました。
内藤氏は「吹き付け材は劣化し、はげ落ちた状態なっていたが、閉店まで買い物客、従業員、業者の出入りもあった。市は検査費用に助成を行い、検査結果の報告を受けている」と市の対応をただし、希望者へ健康調査の実施を求めました。
市まちづくり部の石原修部長は「所有者に対し、除去や封じ込めなどのアスベスト対策を適切に講じるよう指導を継続してきた」と答えました。
内藤氏は「今回の事態は明らかに石綿障害予防規則違反。放置することで被害のリスクを拡大させてきたという認識はあるのか。勧告や公表という、より強い手段をとるべきだった」と追及しました。
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