75歳以上医療費倍加 「負担重い」80% 山梨民医連調査
山梨県民主医療機関連合会(山梨民医連)は17日、甲府市で記者会見し、75歳以上の医療費2割化についての調査結果を報告し、75歳以上の回答者600人のうち、約8割の人が負担増を重く感じると回答したことなどを明らかにしました。
調査は昨年12月~今年2月末、県民医連事業所の窓口などで対面や郵送で実施。医療費の負担が1割から2割に増えた回答者は264人で、負担感について「とても重い」70人、「重い」143人。合わせて213人(80・68%)となりました。
今井拓事務局次長は負担増の影響について、16%の人が「受診をためらうようになった」と答え、「今まで通り受診する」(78%)と答えた人も「受診回数を減らす、光熱費を削る、食費を削る」と生活を切り詰めていることを紹介。「民医連が毎年調査している『手遅れ死亡』予備軍が大量に生み出されると非常に危惧している」と指摘しました。
平田理会長は「お金のあるなしで命が差別される制度は許されない」と述べ、県民医連として「窓口負担2割化は中止を求める」提言を発表し、国や県に要請すると語りました。
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