議場で市議16人に現金 松野党南アルプス市議に聞く
南アルプス市議会の議場で今年1月、知事選告示前日に現職の長崎幸太郎知事を支援する政治団体に所属する市議16人に現金が配られた問題で市議会は対応を協議しています。日本共産党の松野昇平議員は調査のための特別委員会の設置を提案。その理由を松野議員に聞きました。
◇調査委設置を要求
これまでの関係者の説明によれば、現金を配った村松三千雄市議は政治団体の同市支部代表で1月4日の「新年互例会」が開かれた議場で、同団体から事務所費として受け取った6万円を政治活動費として一人3千円程度に分けて知事を応援する2会派の代表に現金を渡したとしています。
その後、返却や回収してすべてを知事の連絡事務所に家賃として渡したということですが、領収書は家主でなく自分で切ったと説明しています。政治資金規正法に違反する可能性もあります。ましてや議場で選挙資金を現金で配る行為は市民からの批判もあがっています。
南アルプス市議会では市民に開かれた議会への改革を進めています。今回の経過やいきさつも含めて市民に説明する責任があります。違法性がないか警察の判断があった後ではなく、まずは議会として自浄作用を発揮して、そのプロセスも含めて透明度をあげていくのが、議会改革の大きな目的に沿った行動であるはずです。
一部議員から「問題はない、返金している」「結論が出ている」など調査に否定的な意見が出されるなか、村松議員は現金を配ったことに反省を示さず(その後5月19日に議場で陳謝)最初、マスコミの取材に「何に使ってもいい。領収書はいらない」と述べるなど、さまざまな矛盾点や不明瞭な部分があります。今後もこの問題の真相解明に全力を尽くしたいと考えています。
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