暴力の連鎖 克服へ 国際女性デー山梨集会
国際女性デー山梨集会が12日、甲府市で開かれ、リモートを含め60人が参加しました。
心理カウンセラーの松林三樹夫さんが、DV・虐待加害者のカウンセリング現場での取り組みについて講演。加害者が行為につながる心の傷について触れ「加害者は育ちの経過で被害者であったことがほとんど」と指摘しました。
暴力の連鎖を克服するために、心にため込んだものを吐き出すこと、差別主義・ジェンダー不平等に支配されていることを認識することなどをあげ克服は可能と強調しました。
参加者は「暴力の連鎖を断ち切るためにも、だれもが自分らしく生きられる社会にしたい」と話しました。
活動交流では、男性の育休アンケートを実施した労組女性部の役員が結果を発表し「まだまだ男性の育休取得率は低い。課題は給与の保障や職場の体制。ジェンダー平等には程遠い」と語りました。
集会は、大軍拡・大増税反対、ジェンダー平等の社会実現、あらゆる暴力の根絶への決意示す集会アピールを確認しました。
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