核なき世界を語る ICANの川崎さん
山梨平和ミュージアムは15日、甲府市で8・15を考える県民の集いを開き、ICAN国際運営委員の川崎哲さんが「核兵器禁止条約の意味」をテーマに講演しました。
川崎さんは核兵器禁止条約によって「核兵器を非人道的な兵器として、全面的かつ完全に禁止し、核兵器の兵絶への道筋を定め、核被害者への援助を定めた。核兵器の終わりが始まった」と指摘しました。
川崎さんも参加した第1回締約国会議に触れ「採択された宣言でいかなる核兵器の使用も威嚇も許さないと明示。本当に廃絶するための作業が始まった歴史的瞬間だ」と意義を強調しました。
日本政府が条約を批准するために「核抑止力論をのりこえることだ」と述べ、世論調査で条約参加に7割の人が賛成だったことや世界で広がる非核地帯について紹介し「核なしで安全保障と国際協力を確立し、国際社会が基本的な平和の枠組みをつくることが大事だ」と語りました。
参加者から「甲府市でも日本政府に条約参加を求める意見書採択をめざし運動を広げたい」「若い世代に伝えていきたい」などの意見が出されました。
« 広恵歩いた御嶽古道 甲斐市 | トップページ | 国葬反対 強制やめよ 党県委が知事に要望 »
「県内情報」カテゴリの記事
- 県有地弁護士費用裁判 住民が棄却受け上告 (2024.09.14)
- 共同親権 見直しこそ 新婦人が学習・講演会(2024.09.14)
- 県知事の不記載問題 市民、検察申し立て検討(2024.09.14)
- 物価上昇上回る額に 年金者組合が定期大会(2024.08.31)
- いますぐ時給1500円に 山梨県労 最賃答申に異議申出書(2024.08.31)
コメント