核なき世界を語る ICANの川崎さん
山梨平和ミュージアムは15日、甲府市で8・15を考える県民の集いを開き、ICAN国際運営委員の川崎哲さんが「核兵器禁止条約の意味」をテーマに講演しました。
川崎さんは核兵器禁止条約によって「核兵器を非人道的な兵器として、全面的かつ完全に禁止し、核兵器の兵絶への道筋を定め、核被害者への援助を定めた。核兵器の終わりが始まった」と指摘しました。
川崎さんも参加した第1回締約国会議に触れ「採択された宣言でいかなる核兵器の使用も威嚇も許さないと明示。本当に廃絶するための作業が始まった歴史的瞬間だ」と意義を強調しました。
日本政府が条約を批准するために「核抑止力論をのりこえることだ」と述べ、世論調査で条約参加に7割の人が賛成だったことや世界で広がる非核地帯について紹介し「核なしで安全保障と国際協力を確立し、国際社会が基本的な平和の枠組みをつくることが大事だ」と語りました。
参加者から「甲府市でも日本政府に条約参加を求める意見書採択をめざし運動を広げたい」「若い世代に伝えていきたい」などの意見が出されました。
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