空中給油問題 政府は米軍に抗議せよ 党県委が要請
山梨県上空の米軍機による空中給油訓練実施問題で、日本共産党山梨県委員会は14日、岸信夫防衛大臣に陸上での訓練をしないという約束を守らせるよう要請しました。小越智子県議と木下友貴中央市議、秋山晃一前富士吉田市議が防衛省の担当者に要請書を提出。畑野君枝前衆院議員、志位和夫衆院議員秘書、田村智子参院議員秘書が同席しました。
この問題で防衛省は日本共産党の参議院での質問に「米側に事実関係を確認しているがまだ回答がない」と答弁しています。要請書は「米側の回答待ちではなく、アメリカ国防総省の掲載記事を突きつけ抗議し、陸上での訓練はしないという約束を守らせること、低空飛行訓練を含め、通告なく上空飛行を実施しないこと」と求めています。
小越氏は「目撃情報がたびたび寄せられている。日本政府として陸上での訓練はダメだとはっきり言うべきだ」と訴えました。
畑野氏は、「赤旗」の取材に米軍の第1海兵航空団が「2国間の合意で行われている」と空中給油自体を問題ないとしていることにふれ、「事故が起きれば人命にかかわる重大事態だ。国民の立場で二度と陸上ではやらせないように強く抗議すべきだ」と迫りました。
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