ハリコフと結び 戦禍の現状報告 科学者会議山梨支部
ロシアによるウクライナ侵略に抗議し、ウクライナを支援しようと日本科学者会議山梨支部は2日、甲府市で講演会を開きました。竹内智山梨大学名誉教授が基調講演で、「ロシアに即時撤退を要求し声をあげ行動しよう」と呼びかけました。
山梨大学非常勤講師でウクライナ・ハリコフ出身のフォミチョヴァ・クセニアさんが、現地の大学教授とオンラインで結び戦禍の惨状を報告しました。クセニアさんは、ウクライナ東部はロシアとも関係が深くロシア語も使っているのに「この戦争は信じられない。毎日攻撃を受けて犠牲者が増え続けているのは本当にひどい」と声を震わせました。
ハリコフの国立航空宇宙大学ドミトロ・ドルマドヴさんは、攻撃で破壊されたアパートなどの写真を画面で示し「学生は避難したが、この状況でもスタッフは研究を続けている。戦争が早く終わるように祈っている。日本もサイエンス環境を守るために協力してほしい」と訴えました。
山梨支部幹事会は、ロシアの即時撤退と平和的手段による解決を求める声明を発表しました。
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