ジェンダー平等実現へ拠点必要 男女共同参画センターシンポジウム
山梨県がすすめる都留市、南部町2館の男女共同参画センターを廃止し、甲府市に集約する方針に対し、見直しを求める女性団体などの連絡会が企画した「男女共同参画センターのあり方について考えるシンポジウム」が8日、オンラインで開かれました。
社会学者の上野千鶴子さんや全国女性会館協議会の納米恵美子代表理事、男女共同参画フォーラムしずおかの松下光恵代表理事が講演し、地域のジェンダー平等実現の拠点となるべきセンターの必要性を語りました。
上野さんは「ジェンダー平等の主流化のツールとしてセンターは必要。拠点として情報・地域・世代をつなぎ、女性たちが力をつけることで地域の担い手として地域を変えていく」と強調しました。
山梨の現状について、センター利用者らが発言。「山梨の女性の地方議員や審議会委員などの数は全国最低。ジェンダー平等後進県といえる」「センターは人材育成・社会教育の場。男女平等の理念を学び自立行動できるようになる拠点。地域の拠点を失うことは男女平等が遠のくこと」と訴えました。
参加者から「拠点を残したうえで男女平等を実現するために何が必要か考えるべきだ」と感想が出されました。
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