中部横断道 沿線住民「寝耳に水」 計画やり直しを要請
中部横断自動車道の長坂(山梨県)~八千穂(長野県)間の整備計画に反対する山梨県の八ケ岳南麓新ルート沿線住民の会(佐々木郁子共同代表)は5日、国土交通省関東地方整備局に建設計画のやり直しを要請しました。日本共産党の畑野君枝衆院議員、武田良介参院議員秘書が同席しました。
参加者は八ケ岳南麓地域を通る新ルート帯決定の際に、新ルート帯対象地域の住民には意見聴取も説明もないことや計画段階調査で必要とされる複数案の提示・比較評価の機会がないと強調。昨年月の要請の回答をもとに、決定に至る文書の開示と計画段階評価のやり直しを求めました。
佐々木氏らは、新ルート帯は計画段階評価が行われたルート帯より外側にあることや山地の影響を考慮したとする新ルート帯が八ケ岳里山の平地であることなど国交省の誤りを指摘し、説明と回答を求めました。
道路計画第1課の大胡賢一課長が「適切な審議で取りまとめた」と答えことから、佐々木氏は「きちんと調査して文書で回答すべきだ。住民は『寝耳に水』、計画はやり直すべきだ」と迫りました。
畑野氏は「しっかりと事実に基づき、瑕疵のないよう対応してほしい」と語りました。
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