重度障害者医療費 窓口無料の復活を 県に署名提出
「重度心身障害者医療費の窓口無料復活を求める会」は17日、長崎幸太郎知事あてに534人(累計2万3002人)の署名を添えて要望書を提出しました。2020年1月に続いて5回目で北島恒夫代表ら5人が参加しました。
県は2014年に重度障害者の医療費助成制度を窓口無料から、窓口でいったん現金を払う償還払い方式に変更。要望書では「手元にお金がないので病院に行けなくなった」などの切実な声が上がっていると指摘し、窓口無料の復活を求めました。
同会の宇藤健司医師は、県が導入を検討している「医療費をかかりつけ連携手帳と連動させてスマホで電子決済をする事業」について、「みんながスマホを持っているわけではない。すべての重度障害者の窓口負担を軽減させるためには、まず元の制度に戻すことだ」と語りました。
吉野美佐事務局長は「病院に行くのにお金が心配で苦労している、声にならない声がある実態を知ってほしい」と訴えました。
県障害福祉課の職員は「要請の内容は知事に伝えます」と回答。日本共産党の小越智子県議が同席しました。
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