2割負担「生活できない」 医療費アンケート 結果公表
75歳以上の医療費窓口負担2割化法案について、山梨民医連と山梨健康友の会は19日、甲府市で影響を聞くアンケート調査の結果を発表しました。
調査は健康友の会会員(約1万6千世帯)に依頼。3月末までに608世帯が回答。72%が75歳以上で、83・7%が毎月または2~3カ月に1回程度、医療機関を受診しています。
現行の1割負担でも53%が「医療費支払いが負担」と回答。2倍になったら「とても負担」が54%で「少し負担」とあわせ、87%にのぼりました。
アンケートには「加齢とともに通院が増え2割負担は厳しい」「年金が少ないので生活できない」「2倍になれば通院を減らすか、食費を削る」などの声が寄せられました。
会見で遠藤隆山梨民医連事務局長は「75歳以上の高齢者の年収に対する窓口負担額の割合は現役世代より2~6倍も高い。窓口負担が2割になれば、高齢者の命と健康に大きな影響が及ぶことは明らかだ」と強調し、2割化法案の撤回を訴えました。
友の会の望月優会長は「いまでも医療費の重さを理由に受診控えが後を絶たない。高齢者の命を切り捨てる政策は許せない」と語りました。
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