米軍移転訓練すぐやめよ 甲府で抗議 着弾後、演習場内で火災
沖縄県道104号越え実弾砲撃訓練を移転した米軍移転演習が北富士演習場で始まった3日、「北富士演習場全面返還・平和利用県民共闘会議」は甲府市の県庁前で演習に抗議する宣伝を行いました。
加盟団体から15人が参加し、「コロナ禍での米軍の移動はやめよ」「一回の砲撃演習の費用は3億円。税金のムダ使い」「知事は砲撃演習の中止と海兵隊の来県自粛を求めよ」などのプラスターを掲げアピールしました。
移転演習は3日から14日までの12日間の予定で、3日から北富士共闘会議は、山中湖村で砲撃訓練監視活動を行い、3日には12弾の着弾を確認しました。
68弾の着弾が確認された4日午後4時40分ごろ演習場内で火災が発生。5日午前7時の鎮火まで数ヘクタールの下草が延焼しました。
火災を受け、北富士共闘会議は5日、代表団体の上野光正山梨県労議長ら4人が、原因究明と訓練の中止を山梨県に申し入れしました。
上野氏は「監視活動で着弾地に火花が上がる様子を目撃した。住民に火災で不安が広がるなか、訓練の継続はありえない。危険な訓練はただちにやめるべきだ」と訴えました。
防衛省「米軍訓練が原因」
日本共産党の畑野君枝衆院議員事務所の問い合わせに防衛省は5日、「射撃訓練の着弾が原因で出火した」と回答。地元自治体に連絡したことを明らかにしました。
また、防衛省の担当者は、原因の調査は日米合同で行い、「演習場の外に広がったことはなく、区域内で火事はおさまった」と回答しています。
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