お金を心配し受診遅れて 山梨民医連が死亡事例公表
山梨民医連は1日、甲府市で「経済的事由による手遅れ死亡事例調査結果」を公表しました。調査は2006年から行い、2019年には1事例、14年間で40事例が報告されました。
19年の事例は60代の男性で、月額約2万円の年金と不定期の非正規労働の収入のため保険料を滞納。受診の1年前から体調不良でも、保険証がなく医療費が払えないと受診をためらっていました。受診した民医連の医療機関は生活保護の申請を援助。保険証も発行されましたが、病状が悪化。受診から数カ月で死亡しました。
山梨民医連の平田理会長は、民医連が「いのちの相談所」を開いていることを紹介し「毎年の報告は痛ましいが氷山の一角ともいえる。倒産や失業などで収入がなくなり困窮に陥ることは誰にも起こりうる。体調の悪い人は受診をためらわずとにかく医療機関に相談してほしい」と訴えました。
遠藤隆事務局長は「新型コロナの影響で受診が手遅れとなる危険が広がっている。命を守るために国保税の引き下げや医療費減免制度の必要な改善を行うこと。無料低額診療事業の実施を広げ、活用を促進することを提言したい」と語りました。
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