コロナ禍で苦しい学生へ、民青など食糧支援
「こんなに来るんだと驚いた。困っている学生がたくさんいると実感した」―コロナ禍のもと、お米ひとり2キロやカップめんなどを無料で配布し、学生を支援しようと、日本民主青年同盟山梨県委員会と山梨高等教育無償化を進める会、山梨民医連などが共同して8月29日、甲府市で「ほっとまんぷくプロジェクト」が開かれました。
予想をはるかに上回る108人(学生90人)が訪れ、会場前には学生の長い列ができました。
実行委員会では、大学周辺の学生アパートにチラシを配布。 チラシを見て来た学生が8割近くと圧倒的で用意していた150㎏のお米が途中で底をつく事態も起こり、渡せなかった20数人には後日個別に届けました。
学生からは、「アルバイト収入が昨年の半分以下。学費も支払わなければならない中、経済的に不安な状況です」「最大月5万円減収です」「奨学金や支援制度が複雑。利用できるはずなのに利用していない友人も多い」などの声が寄せられ、深刻な実態が浮き彫りになりました。
また、今回の企画に学生から「自分もボランティアの一員として参加したい」との声もあり、民青では引き続きプロジェクトを企画して参加を広げようと計画しています。
実行委員会で中心となってがんばった学生は「“たくさん来てくれてよかった”とは単純には喜べない気持ちです。困ってる人は見えていないだけでいっぱいいるとわかったし、今回だけで終わらせずにやっていく必要がある。同時に実態を行政に届けて、学生を支える仕組みをつくらないといけないですよね」と話しています。
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