空襲75年 灯火集う ちょうちん手に市民ら
1127人が犠牲となった甲府空襲(1945年7月6日)から75年となる6日夜、甲府市役所駐車場で「第46回甲府ちょうちん平和行進」が行われました。毎年の行進は中止し平和集会に60人が参加しました。
実行委員長の石原剛甲府民商会長は「新型コロナウイルス感染の脅威は人類の未来にとって大きな転機です。今こそ日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める声を上げていこう。軍事費を削って命と暮らしが最優先される社会をつくりましょう」と訴えました。
実行委員会は、甲府空襲を忘れず惨禍を語り受け継ごうと体験者のビデオメッセージ作りに取り組んできました。集会では甲府市原水協の岡田修さん(80)が「平和行進」を立ち上げた経過や平和運動の大切さを語ったメッセージが上映されました。
初めて集会に参加した市内の男性(44)は「甲府空襲の写真など見て本当にあってはならないと感じた。みんなで戦争も核兵器もなくしていきたい」と話しました。
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