病院統廃合撤回を 北杜市議会が意見書
北杜市議会は25日、政府が進める「公立病院の統廃合計画」の撤回を求める意見書を全会一致で可決しました。3月議会に市民から提出されていた請願が同日の本会議で採決され、10対9で可決されたものです。
昨年厚生労働省が公表した「統廃合計画」対象リストには、同市内に2つしかない市立病院の塩川、甲陽の両病院が挙げられ、市民からは「地域に根差した両病院は絶対に残してほしい」との声があがっていました。
意見書は、「甲陽病院ではコロナウイルス感染患者を受け入れるなど対応し重要な役割を果たした」と述べ「特に高齢化が進む北杜市にあって2病院は身近な病院として堅持、充実していく必要がある」と強調。政府に対し、①塩川病院、甲陽病院を含むリストと「統廃合計画」の撤回②地域住民の医療を守るために両病院への人的・財政的支援―を求めています。
請願が審議された16日の「文教常任委員会」では、公明党と自民系無所属議員の2名が反対、日本共産党の清水進議員ら4名が賛成し、「採択すべき」とされました。請願紹介議員の共産党の志村清議員は「市民の声を背景に、他会派の議員にも協力・共同を広げることができた」と話しています。
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