ドライブスルーの検査導入 医療従事者に支援 山梨県が補正予算
山梨県議会は4月28日、臨時議会を開き、新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、245億円9千万円余の補正予算を全会一致で可決しました。
補正予算では感染防止拡大と医療提供体制の整備として、ドライブスルー方式のPCR検査を導入し、山梨大学付属病院で行うことになりました。患者数の増加に対応するため入院治療の必要のない軽症者について、宿泊施設を借り上げ、受け入れ体制を整備しました。
また、県からの要請を受けて新型コロナウイルス感染症患者受け入れのための病床を確保した医療機関に対し生じた損失を補てんする県独自の特別給付金を創設。予算10億円を計上しました。
さらに、患者の治療を行う医療従事者を支援するために5月から7月の間1人当たり月額1万円を支給するとともに、家族等への感染防止のため、医療従事者の宿泊費に1泊当たり5千円を上限に助成する予算が盛り込まれました。
日本共産党の小越智子県議が質疑に立ち、共産党山梨県委員会が4月10日に要請していたドライブスルー方式を含む検査体制の強化や医療機関への減収補てん、医療従事者への支援などが盛り込まれた医療面での県の姿勢を評価しました。
そのうえで、「介護は密接を避けることはできない。医療依存が高い利用者もいる。医療機関へのN95マスクや防護服などの配布を介護や福祉施設にも配布するのか」とただしました。
県の担当者は「介護施設にも医療と同じように感染防止備品の配布を順次行う」と答弁しました。
また、「ドライブスルー方式のPCR検査をもっと進めて検査件数をふやし、検査時間の短縮や保健所の負担を減らすためにも、従来の帰国者接触者相談センターを介さずに検査する体制に移行したらどうか」と提案したことに対し、「行うよう検討します」と答弁がありました。
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