性暴力のない山梨を 甲府で2回目のフラワーデモ
JR甲府駅南口で2回目の「フラワーデモ」が11日、開かれ、SNSや口コミにより20人余りが集まりました。プラカードや花を持ち、参加者が次々と「性被害をなくそう」と訴えました。日本共産党の小越智子県議、木内直子市議が参加しました。
呼びかけ人の山梨県立大学の伏見正江名誉教授は「日本の刑法は性犯罪被害者を救える刑法になっていない。2020年に見直しに向け、みんなで考え、国の政策につなげていこう」と呼びかけました。
家庭内で暴力の被害にあった女性は「もしあの時、親密さではなく暴力だったことを誰かに言ってもらえば大人になってこんなに苦しまなかった。何が暴力で何が自分の体を守ることか、教えるシステムが社会に根づくことを心から願っています」と涙ながらに訴えました。
デモ終了後、参加者らは「ジェンダートーク集会」を開き、セクハラや痴漢被害にあった女性が苦しんだ実態を語るとともに、被害を訴えても寄り添ったサポート体制が不十分だと告発しました。
伏見氏は「人権の問題としてとらえ、専門家による支援の充実など少しずつみんなで変えていこう」と強調しました。
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