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2019年12月24日 (火)

わがまちふるさと 伝統の継承 沢登切子 南アルプス市

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「切子(きりこ)」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。多くの方はガラス細工の江戸切子を連想すると思いますが、私の街では違います。南アルプス市沢登に300年以上に受け継がれてきた和紙を使った切り絵のような「沢登切子」です。

沢登切子は、和紙を15枚ほど重ねて、手作りの「つきみの」という刃物で、「麻の葉」「六角」「格子」といった紋様と絵を組み合わせたものを彫っていきます。

専門の職人ではなく、地元の普通の住民が仕事の合間に作成しますが、その繊細さや精密さは、見た人たちを驚かせます。

切子は毎年10月に地元の切子保存会役員経験者により審査され、等級が決定されます。

その後、六角堂というお堂に奉納する六角堂祭典が開かれます。お堂の光に照らされる切子は「お透かし」とも言われ、市内外から多くの方が愛でに訪れます。

切子の制作は数カ月かかる大変な作業ですが、それだけに完成した時の喜びと、制作に挑戦する人たちの連帯感も高まります。

保存会もあり、講習会や小学校での制作指導など、伝統の継承に取り組んでいます。

上位入選の沢登切子は六角堂横に年間を通して展示されています。また保存会のホームページでもご覧いただけます。

 (名取泰南アルプス市議、写真は筆者の今年の切子作品)

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