過労死なくす世論を 甲府市でシンポジウム
厚生労働省主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」が11月28日、甲府市内で開かれ,70人が参加しました。
シンポジウムは、過労死等を防止ために活動する民間団体を支援するとして、「働くもののいのちと健康を守る山梨県センター」の協力で運営されました。
東京過労死弁護団の尾林芳匡弁護士が講演し、過労死など20の事例で労災が認定された経緯を解説。過労死を防ぐ防止策として「真実の長時間労働を記録し、向き合うことが第一歩だ。パワハラ等の時間ではかれない要素についても科学的に解明し事業所をあげて取り除く努力が求められる」と指摘。「過労死をなくすのは国民的な議論と世論の力にかかっている」と強調しました。
甲府共立病院の小西利幸医師が医療現場の働き方について報告し「長時間労働をなくすには医師を増やすことだ」と訴えました。
山梨県センターの佐藤均理事長は「長時間・過密労働、ハラスメント行為で働く者を追い詰めて命が奪われる事態はあってはならない。運動や議論をすすめ、一刻も早い改善になるよう願っている」と語りました。
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