子や孫の幸福権脅かす 安保法制違憲訴訟 甲府地裁 弁論
安保法制は憲法違反であり、平和的生存権が侵害されたとして国を相手取り180人が提訴した裁判の第7回口頭弁論が10日、甲府地裁であり、原告4人の意見陳述が行われました。
裁判では、原告弁護団が申請した学者ら専門家による証人尋問に対し、裁判所が陳述書を促し、証人4人の陳述書が提出されることになりました。
陳述した原告の女性(67)は、「集団的自衛権行使を具体化した安保関連法で孫たちが戦争にかり出されたりはしないかと不安になる」と公正な判断を求めました。
元教員の男性(73)は、「教員として憲法の理想を実現することに私の人生の価値があると生きてきた。国の基本を国民の承認を経ずに変更することは私の人生を否定されたようなもの」と訴えました。
憲法9条に感動したと語った女性(74)は、「子どもや孫の幸福権、生存権まで脅かされる国のあり方に不安と心配の毎日だ」と違憲判決を下すことを求めました。
「安保法制による軍事行動を精神的苦痛で許せない」と陳述した男性(71)は、「外国で武力行使を行える安保法制が施行されることは、自己に謙虚に他者に敬意をという私の価値観と良心をけなすもので容認できない」と述べ、違憲の判断を下すことを訴えました。
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