戦争の本質学ぶ 8・15を考える県民のつどい
「8・15を考える県民のつどい」が15日、甲府市で開かれ、50人が参加しました。原水爆禁止山梨県協議会と山梨県平和委員会が毎年この日に開いているもので、元山梨学院大学非常勤講師の佐藤弘さんが「内閣情報局発行の『週報』に表れた1945年」と題して講演しました。
「週報」は、当時の内閣情報局が上意下達のために発行し、町内会、隣組の常会を通じて、終戦直前まで国民を戦争に総動員する指針とされました。佐藤氏は、1945年発行分について解説し、戦争末期の国民生活の実相と戦争の本質を告発。「政府や軍部がつくった戦争の本質を学ぶことが大切だ」と強調しました。
原水爆禁止2019年世界大会の参加者4人が大会の模様や活動を報告。広島の国際会議に参加した日本共産党の宮内現県常任委員は「いま多くの人々が被爆者の体験を深く受け止めて立ち上がっている。核容認の世論を突き動かす力は、被爆の実相を知ること、知らせることです」と語りました。
世界大会に参加した青年(26)は「核兵器廃絶に向けた国際的気運を肌で感じた。被爆者の経験を継承し、廃絶を達成していく運動をこれからも続けたい」と話しました。
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