滞納世帯に保険証を届ける 南アルプス市 党市議団の質問うけ
南アルプス市で4月、国民健康保険税の滞納があり、保険証が留め置きの状態になっていた被保険者429人に対して、国民健康保険の短期保険者証(短期証)の一斉交付が初めて行なわれました。
日本共産党南アルプス市議団(2人)は、「国からも短期証の留め置きは短期間に限るようにと指摘されている」「保険証が手元にないことで受診が遅れ、重症化する深刻な事例も発生している」と議会で保険証の送付を繰り返し求めてきました。
昨年12月議会で「短期証の一斉交付に向けて準備を進める」と答弁があり、市は4月の1カ月間の有効期限とした短期証を送付することになりました。あわせて有効期限内に納付または納税相談を行なうことを求めました。
同市の国保年金課によると、短期証を一斉交付して以降、納付や納税相談に訪れた方もおり、さらに生活の相談につなげた例もあったとのことです。
日本共産党の名取泰市議は、「全国では短期証を留め置かずにさらに回数を増やして交付している自治体もある。4月だけでなく、年2回、4回と交付を増やすことや短期証の有効期限を長くするなど、被保険者の健康が守られるようにするとともに、高すぎる国保税の引き下げに向けて取り組んでいきたい」と話しています。
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