悲惨さ次の世代に伝えたい 甲府駅北口で「原爆の絵」展
原水爆禁止山梨県協議会は、ヒバクシャ国際署名を広げようと10日からJR甲府駅北口で、広島の高校生が描いた「原爆の絵」展を開きました。
展示は、広島市立基町高校生徒と被爆体験証言者が共同で制作し、被爆の悲惨さ、残忍さ、非人間性を感じ取った高校生が描いたもので、63点の絵と原爆の非人道性を告発する写真14点が掲示されました。
駅を利用する子ども連れの家族や中学生、高校生、高齢者ら幅広い世代が足を止め、真剣な表情で見入り、ヒバクシャ国際署名に協力しました。
絵を見た甲府市の女性(65)は「高校生が原爆の恐ろしさを受け継いで描いたことをいろんな人に見てほしい」と語りました。
東京都の女性(30)は、「戦争を経験したことのない高校生が絵で悲惨さを伝えることは、私も戦争を知らない世代ですので、とても大事なことだと思います。絵には『戦争してはいけないことを次の世代につなげていく』思いが迫ってくるものがありました」と話しました。
「原爆の絵」展は12日まで開かれます。
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