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2018年11月21日 (水)

重度障害者医療費 「助成されず」を放置とは 県議会小越県議が追及

県議会の決算特別委員会で15日、日本共産党の小越智子県議が質問に立ち、重度心身障害者の医療費助成事業について「医療費助成を受けられない」問題点をただしました。

2017年の決算では、同助成事業の執行額が予算に比べ、1億600万円支出されていません。

小越氏は「窓口無料制度の2013年と償還払い制度となった17年を比較すると、重度障害者の医療機関への受診が1万7573件減っていて、医療費助成の受給者も370人減っている」と指摘。

「窓口で一時払いできず、完納できない人や完納しても償還払いされなかった人など、医療費助成を受けられるのに受けられなかった人の分が、支出されなかった金額に入っているのではないか」とただしました。

県障害福祉課の小澤清孝課長が「未納の方は最終的に助成が受けられないことになる。未納者数は把握していない」などと答弁したため、小越氏は「昨年1月の未納者が208人と本会議で答弁があった。窓口無料が廃止されて助成が継続されない人がたくさんいる。県は未納を把握しながら放置している。障害者にあまりに冷たい対応だ」と厳しく批判しました。

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