パワハラ校長、損害賠償命令 甲府地裁 教員のうつ病、関連認定
甲府市の小学校教員深澤佳人さんが、勤務していた小学校校長のパワハラによってうつ病を発症したとして甲府市及び山梨県に損害賠償を求めた裁判で13日、甲府地裁は校長のパワハラを認め、295万円を支払うよう命じました。
深澤さんは、2012年に勤務していた小学校の校長から威圧的な指導を受け続け、同年8月にうつ病を発症。翌年3月まで休職しました。うつ病は業務上のストレスによるものとして公務災害認定を申請しましたが、公務外の認定処分をうけたため、国家賠償法にもとづいて517万円余の損害賠償を求めていました。
判決では校長のパワハラ行為のうち、深澤さんが12年8月、児童宅の飼い犬にかまれて負傷して公務災害申請をした際に校長が中傷、妨害したことや、休職中の対応についても、「多大な精神的苦痛を与えた」と、パワハラとうつ病の因果関係を認めました。
判決後の記者会見で弁護団の小笠原忠彦弁護士は「校長に押さえつけられて精神的に悩んでいる教員への励ましになる判決だ」と評価しました。
深澤さんは「県と市はもう控訴しないでほしい。子どもと向き合える時間をつくりたい」と話しました。
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