若者の労働環境改善を 県弁護士会が労働シンポ
山梨県弁護士会(甲光俊一会長)は11日、甲府市で「若者の労働環境の現場から見た日本の現状と課題」をテーマに労働シンポジウムを開き、40人が参加しました。
ブラック企業被害者対策弁護団代表の佐々木亮弁護士が「ブラック企業の特徴とその背景」について講演し、ブラック企業との競争でまじめな企業も生き残るためにブラック化することになり、「社会を疲弊させ、未来を担う若年層が潰される」と指摘しました。
講演後、市民団体「エキタス」の大学院生・栗原耕平さんと佐々木氏のトークセッションが行われ、若者の労働環境の改善に何が必要か話し合いました。
栗原氏は、雇用の改善に「エキタスが掲げている標準的な生活が送れるために最低賃金1500円は、広い層からも社会的支持を得られる」と強調。「働けないときも生活保護や失業保険が充実することや教育、住宅、医療などの社会保障の充実が必要」と語りました。
佐々木氏は「労働組合の存在が重要」と強調し、「労組があればトラブルを相談し解決へ立ち上がれる。労働者を守る労組の役割を発信していくことが大事」と話しました。
参加者から「若い人に労働のルールを伝えていくことが大切だとわかった」と感想が寄せられました。
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