
日本共産党の市田忠義副委員長は23日、富士吉田市で開かれた党演説会で、沖縄知事選の勝利、来年の参院選、統一地方選挙での日本共産党躍進を訴えました。
市田氏は冒頭、大接戦となっている沖縄県知事選挙への支援を呼びかけました。
朝鮮半島での南北首脳会談について「事実上の朝鮮戦争の終結への合意で、北東アジアの平和の構築に画期的だ」と述べ、安倍政権が進めてきた、辺野古新基地建設や陸上自衛隊の北富士演習場での共同訓練などは「平和のプロセスが進めば『根拠』を失う」と指摘。「北東アジアの平和のためには、9条を持つ国にふさわしい外交的イニシアチブを発揮することだ」と訴えました。
国会での野党共闘が「かつてなく強固になっている」と述べた市田氏は、野党合同のヒアリングが120回開かれたことなどを紹介。安倍政権を退陣に追い込むために「大事なことは地方から野党は共闘の声をあげ、共産党の勢いを示すことです。参院選、統一地方選での党躍進に力をお貸しください」と訴えると会場から大きな拍手が起こりました。
市田氏の入党の呼びかけにこたえて、会場で1人が入党しました。

演説会では、2019年の参院選、中間・統一地方選挙をたたかう しいばかずゆき参院比例候補、宮内げん参院山梨選挙区候補、統一地方選挙の市議・村議候補がそれぞれ決意を語りました。
しいば氏は、今年多発した地震や台風、豪雨災害などついて野党が共同して臨時国会を開くよう政府に要求していることを紹介。「補正予算を組み、これまでの延長線でない災害対策を行うべきだ」と強調。避難所の改善に奮闘する地方議員の活動を紹介し「統一地方選挙で共産党の議席を増やしてください」と訴えました。
宮内氏は、子どもが無事働き続けるのか心配する母親の声を紹介し「安倍政権の働き方改悪は過労死を野放しにするもので本当に許せない」と批判し、参院選での共産党躍進を訴えました。
中間・統一地方選挙をたたかう川田好博上野原市議、板倉保秋都留市議、藤本実大月市議、天野秋弘元忍野村議、秋山晃一富士吉田市議がそれぞれ住民要求実現へ選挙勝利への決意を語りました。
富士吉田市の女性(70)は「共産党が強く大きくなることが野党をまとめ、どうしようもない安倍政権を変える力になると思いました」と感想を話しました。
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