過労死容認 強く抗議 いのけんセンター「働き方」法廃止を
働くもののいのちと健康を守る山梨県センター(佐藤均理事長)は7日、甲府市で総会を開き、50人が参加しました。
大阪大学大学院教授の小野田正利さんが「学校・園と周辺住民とのトラブルをどう考えるか」をテーマに記念講演しました。小野田氏は、世田谷区の保育園や長野県の松本深志高校の実践例を紹介。「相手の立場に立って考え、生きづらさに向き合うことが大事」と語りました。
総会は、安倍政権の「働き方改革」法強行は「過労死」容認だと強く抗議し、廃案めざすなどの運動方針を確認しました。
討論で学校現場から「教員の多忙化改善に県教委は方針を示し、この4月から自己申告だが『勤務時間把握』がようやく始まった」「小学校の勤務実態調査で2割近くが月80時間以上の残業だった。休職者の半分がパワハラを受けている調査もある」などの実態が報告され、職場環境改善へ決意が語られました。
センター副理事長の小笠原忠彦弁護士は「近年、労働の内容が変化してきてパワハラ、セクハラなどの問題を改善しなければ職場がなりたたなくなってきている。過労死問題にとりくむセンターの役割は大きい」と話しました。
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