さよなら原発まつりに300人 下請けから告発
甲府駅北口広場で10日、「さよなら原発まつり2018」が開かれ300人が参加しました。
東京電力福島第1原発事故以降、毎年3月に同実行委員会が開いてきたもので、今年で7回目。
自然食品や古着を売る32のブースが出店。集会では原発作業員として福島第1原発の収束作業に携わった池田実さん=東京都=が、7年を迎えた現状と体験を語りました。
池田さんは福島の力になりたいと2014年8月から9ヶ月間収束作業に携わってきました。東電の3次下請けの会社で働き、福利厚生がなく、健康への補償もない現場の実態を告発し「何人も白血病で亡くなっている。廃炉に何十年もかかり、被爆の危険は続く。事故は収束していない。再稼働はやめて、原発はなくしてほしい」と訴えました。
参加者は集会後、若者たちを先頭にドラムをたたき「原発なくせ、再稼働やめろ、命を守れ」とコールしながら東京電力甲府支店までパレード。同支店担当者に、原発事故後に山梨に避難してきた人たちが訴えた「全原発の廃炉を求める」手紙を手渡しました。
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