リニア新幹線 騒音対策を 甲府市議会 内藤市議が代表質問
甲府市議会で7日、日本共産党の内藤司朗市議が代表質問に立ち、公共施設の統廃合計画やリニア中央新幹線建設の騒音対策などについて質問しました。
内藤氏は「国が打ち出した『地方創生』とは、行政サービスと公共施設等の集約化をすすめ、地域の疲弊をますます加速させる」と批判。市が国主導で公共施設の保有量を30年間に31%の削減をかかげて計画をすすめていることについて、「削減・縮小を住民に押しつけるのではなく、住民自治を最大限尊重し、住民合意のもとで取り組むべきだ」と市の見解をただしました。
樋口雄一市長は「施設の利用状況や老朽化などの検証を行っている。結果を踏まえて市民の意見をうかがい、再配置をすすめていく」と答弁しました。
リニア新幹線の騒音対策について、JR東海の環境影響評価書では、甲府市中道町の沿線ルートは防音壁が想定され、内藤氏は「住民から防音防災フードの設置を求める要望が出されている」と述べ、防音フード設置につながる住宅地への地域指定を求めました。
市の担当者は「山梨県には、防音フード設置につながる住居地域に相当する地域指定を、JR東海には地域住民の理解が得られるような対策を求めていく」と答えました。
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