重度心身障害者医療費 窓口無料の復活を
「重度心身障害者医療費の窓口無料復活を求める会」は28日、窓口無料制度の復活を求める要望書と9887人分の署名を後藤斎知事あてに提出しました。
重度心身障害者の医療費助成制度は、財政負担を理由に2014年に窓口無料方式から償還払い方式に変更され、障害者は医療機関の窓口でいったん現金を支払わなければならなくなりました。
要望書では、制度変更の結果、「3カ月後に医療費が返ってくるといっても手元にお金がない時は病院に行けなくなった」「高額な時は苦しい」などの切実な声があがっていると訴え、「障害の重い人にとって医療にかかることは命綱だ」と指摘。経済的な理由で受診したくてもできない事態が改善されるよう窓口無料の復活を求めました。
県の障害福祉課の担当者は「医療費の貸与制度などを利用していただいている。償還払いは制度の根幹を維持するため」などと答えました。
参加者は「車いすで移動しているから役所に行くのも大変」「障害者の声を聞いて欲しい」「お金がない時に薬のない生活をたびたびしている。苦しいことをわかってほしい」と訴えました。
県の担当者は「要望は知事に報告します」と答えました。
日本共産党の小越智子県議と甲府市議団(3人)が同席しました。
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