オスプレイ訓練中止求めよ 北富士共闘会議が県に要請
北富士全面返還・平和利用県民共闘会議(北富士共闘会議)は24日、後藤斎知事あてに、11月2日に陸上自衛隊北富士演習場で実施されようとしている米海兵隊MV22オスプレイの離着陸訓練について、米軍と日本政府に中止を求めるよう要請しました。
要請には、共闘会議の代表団体から上野光正県労議長、服部町子県平和委員会代表理事ら9人が出席しました。
訓練は、防衛省から県に連絡があったと19日に県が発表。それによると、訓練はオスプレイ4機が11月2日に北富士演習場で離発着訓練を実施。しかし、オスプレイの出発地や飛行ルートと訓練概要などは明らかになっていません。
要請で、共闘会議の代表は「同時期に訓練が実施されようとしている東富士演習場では訓練時間が知らされている、県は問い合わせているのか」と質したのに対し、県北富士演習場対策室の佐野俊一課長は、問い合わせの有無については明言せず「東富士と北富士で、もし対応が違うというのであればそういうことがないよう国に話していきたい」と答えました。
出席者は「墜落・死亡事故をくりかえしているオスプレイの事故が起きれば取り返しがつかないことになる」「県民の命を守ることが自治体の役割ではないか」と強調。知事が訓練中止を米軍と政府に求めるよう迫りました。
佐野課長は「要請の趣旨は知事に伝えます」と答えました。
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