衆議院選挙の結果について
2017年10月23日 日本共産党山梨県委員会
一、10月22日の衆議院選挙で日本共産党は、小選挙区では前回に続き沖縄1区で勝利しました。比例代表選挙では前回の20議席から11議席へと後退し、全体では12議席の結果となりました。山梨県・神奈川県・千葉県の南関東比例ブロックでは3議席から2議席に後退しました。
山梨県の比例代表選挙では3万432票(得票率7・38%)を獲得しましたが、2014年の前回衆院選から得票で29・6%減、昨年の参議院選挙比例得票から16・3%の減となりました。選挙区選挙では1区宮内げん候補、2区大久保令子候補の得票の合計は2万6734票、得票率6・41%でした。
選挙戦で日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、日夜をわかたずご奮闘をいただいた支持者、後援会員のみなさん、党員のみなさんに心からお礼を申しあげます。
今度の選挙では「自民党支持だが、安倍政権はやりすぎだ。比例は共産党に入れる」など、「比例は共産党」という激励を多くの方からいただきました。そうした期待を結果に結びつけられなかったのは、私たちの力不足です。力をつけて捲土重来を期してがんばる決意です。
二、今回の選挙で、日本共産党は、市民と野党の共闘の勝利と日本共産党の躍進をめざして選挙をたたかいました。全国的には、立憲民主党が大きく躍進し、共産党、立憲民主党、社民党の3党の共闘全体としては、議席を大きく増やすことができました。
山梨では昨年の参院選での宮沢ゆか野党統一候補の勝利につづき、今回の選挙でも市民と野党の共闘にさまざまな努力がなされてきましたが、残念ながら共闘は実現できませんでした。市民と野党の共闘を本格的に発展させるために今後も力をつくします。
同時に、今回の選挙戦の中で、日本共産党と市民団体や他党の方々との「連帯の絆」を深めることができました。1区の宮内候補の第一声で市民団体の方々があいさつして下さいました。志位委員長を迎えての街頭演説では、1区、2区とも党候補を推薦していただいた新社会党の県本部委員長にあいさつしていただきました。
今度の選挙で、たくさんの絆がつくられ、新しい友人を得たことは、たいへんうれしいことであり、今後のたたかいに生きると考えています。
三、今度の選挙戦で、わが党は、安倍政権を続けさせていいのかを正面から問い、「消費税増税は中止し、負担はアベノミクスで大もうけしている富裕層、大企業に求めます」「9条をもつ日本こそ、北朝鮮問題で平和的解決への努力を」などの政策を掲げてたたかいました。このことは、全体として国民の願いにかなったものだと確信しています。
衆議院選挙直前にたたかわれた富士河口湖町議選では、山下利夫町議が3期目の当選をかちとり、衆院選と同日投票となった身延町議選では、渡辺文子候補が6期目の当選をはたしました。11月には5日告示、12日投票の甲州市議選では川口信子市議が再選をめざします。
今後、選挙結果をふまえ、党内外のみなさんのご意見に耳をかたむけ、選挙総括を進めるとともに、掲げた公約実現に奮闘し、党の力を強く大きくして、次の国政選挙、地方選挙での躍進めざし全力をあげて奮闘するものです。
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