駅近くに児童館建設へ 住民の要望一部実現 市川三郷町
市川三郷町で町が移転を計画していた市川大門地区町民会館について、移転先を市川大門地区中心部に求めていた住民の要望が一部実現し、放課後児童クラブや子育て支援事業などを実施する児童館の建設が決まりました。
県教育委員会は、峡南地域の県立高3校を再編して開校する新設校の校舎建設を計画。町民会館の移転は、昨年9月、新設場所を町民会館など周辺の町有地を含めた現在の市川高校に設置することが県と町で合意されたことによるものです。
その後、町は移転先として、市川大門地区中心部から遠隔地の紙製品製造会社跡地とする方針をしめしました。町の方針にこれまで町民会館を利用していた町民から「年寄りは遠くて行けない」「周りに家が少なく子どもたちの事故が心配」などの反対意見が続出。町民は「町民が利用しやすい場所へ町民会館と図書館の建設を求める会」を結成し、署名活動を開始しました。
求める会は、3月議会に1794人の署名を添えて請願。5月には住民からの要請もあり、日本共産党の一瀬正町議をはじめ、市川大門地区の4人の町議が町長に住民要求を申し入れました。
子どもの安全を願う住民の声を受けて町長は、町民会館に併設されていた「放課後児童クラブ」「子育て支援センター」を含む新しい児童館を、JR身延線市川本町駅近くの町有地に建設することを表明しました。
しかし、町民会館と図書館については遠隔地への移転計画に変更がなかったため、6月議会で一瀬議員は、「高齢者が利用できるように、老朽化のために使用中止となっている市川大門地区中心部にある市川地区中地区公民館に、図書館の分館、『各種教室』とお風呂を備えた施設として建設を」と求めました。
町は、「建て替えを含めて検討したい」と回答。建設委員会が設立されました。
求める会の代表は「駅の近くに高校生も使える児童館ができるのはよかった。婦人会や老人クラブなど会館を利用していた人はみんな困っています。私たちが歩いていける場所に使える施設があれば助かります。町は税金を考えて使ってほしい」と話しています。
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