子どもの貧困解決へ 「考える会」が学習会
「子どもの貧困を考える会」は6月24日、甲府市内で学習交流会を開き、40人が参加しました。浅井春夫さん(立教大学教授)が「子どもの貧困問題解決へみんなで考えよう」というテーマで講演しました。
浅井氏は「子どもの貧困率が山梨県でも増加している」と指摘し、夏休みが終わると痩せてくる子どもを例に「貧困の実態をリアリティーにとらえるためには、子どもの生活の局面での調査が必要で、困難な局面での支援の制度を機能させるべきだ」と強調しました。
国の子どもの貧困対策法とその大綱について「本気で解決しようという法律ではない」と批判し「山梨県で子どもの貧困対策条例を検討してほしい」と述べました。
貧困の背景に「非正規雇用の増大による子育て世代の貧困と所得の再分配政策が機能していない問題がある」と指摘。「先進国では社会保障費の手当てで貧困率を下げている」と述べ、給付型奨学金の創設や児童手当の拡充など「必要な財政を投入することが貧困の改善につながる」と強調しました。
主催者から「医療費の拡充や給食費無料化などを山梨県に求める署名が1340人分集まった。さらに取り組みを進め、8月末には提出したい」と報告がありました。
日本共産党の小越智子県議をはじめ、県内の6人の共産党市議も参加しました。
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