山梨県議会開会 議長選で初 小越県議が所信表明
山梨県議会は22日に開会し、議長辞職に伴う議長選挙が行われ、日本共産党の小越智子県議と望月勝県議(自民党会派)の2人が所信表明しました。
これは今年3月に制定された議会基本条例に「(正副議長に)就任することに意欲のある議員は、選挙に先立ち所信を述べるものとする」と明記されたことから、山梨県議会で初めて行われました。
小越氏は「任期途中の辞任は『議長のたらいまわしだ』と県民の批判をまねきかねない。私はいたしません」と述べ「県民の声が県議会に反映する運営をめざします」と表明しました。
議会改革について「政務活動費の領収書の公開や任期中1人90万円計上されている海外視察制度の廃止」などを提案。公正公平の議会運営については「すべての会派が参加し、自由に発言できる会派代表者会議、議会改革検討協議会にする」と述べました。
また、議会流会の反省にたち「民主的な議会運営や執行機関と対等な関係を築き、県民に開かれ、ともに歩む県議会をめざします」と決意を表明しました。選挙の結果、望月勝県議が議長に選出されました。
本会議では後藤斎知事から、本年度一般会計補正予算など8案件が提案されました。
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