被爆者が語る原爆の実態 新婦人県本部が学習会
新婦人山梨県本部は15日、甲府市内で「核兵器禁止条約の実現めざして、被爆者が語る広島のヒバク実態」をテーマに学習会を開きました。
山梨県原水爆被爆者の会事務局長の中島辰和さんと山梨県原水協事務局長の菅沢三郎さんが講演しました。
広島で被爆した中島さんは「原爆によって市街地一面が焼け野原。爆心地の近くで土を掘れば大量の白骨が出てきた」と述べ「いったん核兵器が使われれば世界は滅亡する。核兵器がなくなるまで原爆の怖さ、被爆の苦しさを伝えていきたい」と話しました。
菅沢さんは国連の核兵器禁止条約交渉会議の意義について「核兵器を禁止する法的拘束力のある条約がはじめ7月にも採択される見通し」だと述べ「被爆の実態を語ることが『核抑止力論』を打ち破る最大の力になる」と強調し「ヒバクシャが訴えた国際署名は大きな力を持っています」と述べました。
参加者から「県内の女性団体に署名をよびかけたら、ヒバクシャの訴えに共感して、これまでにない署名が寄せられた」「北朝鮮の問題で色々な意見があるけど、一日も早く禁止条約を実現して平和的に解決してほしい」などの発言がありました。
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