名ばかり外遊」 東京高裁 費用返還訴訟が結審 判決は4月26日
自民党系県議・元県議が2012年度中に政務調査費(現在の政務活動費)を使い実施した海外視察は「観光旅行同然の名ばかり視察」として、市民9人が費用の返還を求めた裁判の控訴審が、東京高裁であり、結審しました。判決は4月26日午後の予定です。
第一審の甲府地裁は昨年11月、フランスへの「視察」について、県議・元県議10人にあわせて約560万円の返還を求める判決を出しましたが、北欧、韓国、シンガポール・バンコクの3件の「視察」については原告の訴えを退けました。これを受けて原告側が控訴。県側も判決を不服として控訴していました。
この日原告の3人が意見陳述をし、甲府地裁が訴えを認めなかった3件の「視察」事例について問題点をただしました。
原告団の山本大志代表は「仮に外国の観光地を訪問することが、県会議員として見識を高めることになるにしても、それは本来自らの費用で行うべきこと」(14年最高裁判決)とした司法の決定を踏みにじる「違法性のある行為」と指摘。「県議になったご褒美(ほうび)であるかのように、県民の財産である大切な税金を好き勝手に使うことは、決して許されない」と批判しました。
« 「流会に反省なし」「県民の意見入れず」 小越県議 「信頼回復しない」 | トップページ | 「共謀罪」反対の宣伝 シリア攻撃にも抗議 »
「県内情報」カテゴリの記事
- 物価上昇上回る額に 年金者組合が定期大会(2024.08.31)
- いますぐ時給1500円に 山梨県労 最賃答申に異議申出書(2024.08.31)
- 市民と野党の共闘で政治変える 戦争法廃止19日集会(2024.08.31)
- 訪問介護引下げ撤回を 民医連が講演・トーク集会(2024.08.19)
- 「平和の思い」アートにこめて 「非戦の想像力展」開かれる(2024.08.19)
« 「流会に反省なし」「県民の意見入れず」 小越県議 「信頼回復しない」 | トップページ | 「共謀罪」反対の宣伝 シリア攻撃にも抗議 »
コメント